Vintage Levis RED 1st Standard
今回は Levi’s RED 1st Standardです。
どの年代までがビンテージなのか?
そんな視点て見ると僕の基準ではこのアイテムはビンテージでは無いと判断せざるを得ないので、解体していいものか、本当に悩みました。
それでも形に大きな特徴があるアイテムなので絶対に面白い事は確実です。
ビンテージアイテムとは言えないものの、決して現行品でも無い。という事で、欲求を満たす事にしました。
そしてその結果は予想通りで、いつものように楽しい時間となった反面、2000年代の生産物はやはり限りなく今の物づくりであり、ビンテージ特有の考察や裁量による判断で楽しむ側面は少ないと感じました。
最初で最後かもしれないビンテージの枠の外のアイテムです。
levi's RED 1st Standard 脇耳
緑の特徴的な耳が印象的です。
独特なシルエットなので耳は無いような印象を持ちがちですが使用可能な部分には耳が使われています。地縫いもビンテージ程ではないが太い番手が使われているように見えなくもない。
『立体的なシルエットで耳使い』
そう聞くと用尺は詰まらないだろうなと感じるが実際には綺麗に収まるようにきちんと設計されているように感じます。
ロックミシンの振り巾はビンテージらしさは無いが、そこまで求めるようなアイテムでは無いので全く問題ないです。
多くの面でしっかりと考え作られている製品であるように感じる事が出来るので勝手ながらビンテージへの敬意もあると感じるディティールを発見すると嬉しくなっちゃいますね。
独特なシルエットなので耳は無いような印象を持ちがちですが使用可能な部分には耳が使われています。地縫いもビンテージ程ではないが太い番手が使われているように見えなくもない。
『立体的なシルエットで耳使い』
そう聞くと用尺は詰まらないだろうなと感じるが実際には綺麗に収まるようにきちんと設計されているように感じます。
ロックミシンの振り巾はビンテージらしさは無いが、そこまで求めるようなアイテムでは無いので全く問題ないです。
多くの面でしっかりと考え作られている製品であるように感じる事が出来るので勝手ながらビンテージへの敬意もあると感じるディティールを発見すると嬉しくなっちゃいますね。
levi's RED 1st Standard ダーツ
ヨークがある事の多い部分にダーツが入っているのですが、501のヨークの切替にダーツの分量は入っていないので形の構成は501とは異なる事になります。
そしてこのダーツはきちんと展開して作られたダーツだという事が全体像を見ると分かります。
そんなことは当たり前では?そう思う方もいるかもしれませんがビンテージのアイテムであれば稀に、パターンの展開は無く単に摘んであるだけのようなダーツがあったりする事もあります。
そしてこのダーツはきちんと展開して作られたダーツだという事が全体像を見ると分かります。
そんなことは当たり前では?そう思う方もいるかもしれませんがビンテージのアイテムであれば稀に、パターンの展開は無く単に摘んであるだけのようなダーツがあったりする事もあります。
levi's RED 1st Standard 尻巻き縫い
後中心の巻き縫いの巾が細いです。
工場の設備の問題で単にこの仕様になったのか。それともデザインなのか。
何故この仕様なのか。不思議な感覚で見てしまいます。
工場の設備の問題で単にこの仕様になったのか。それともデザインなのか。
何故この仕様なのか。不思議な感覚で見てしまいます。
levi's RED 1st Standard ベルト環縫い
ベルト付けは上下チェーンステッチで先まで縫製されています。
それはこの年代であれば全く特別な事では無い仕様と言えます。
僕が気になったのはチェーンステッチの太さです。
それはほかのステッチに比べてベルト付けのチェーンステッチが太い感じです。
levi's RED 1st Standard パッチポケット
ポケット付けはフラップの端も一緒に止付けられています。
フラップとポケットを別々に止付けているのでは無くて、フラップの端のステッチとポケットを叩きつけるステッチは一回で縫われていました。
levi's RED 1st Standard リベット
リベットはキャップタイプでは無く、穴あきのぶち抜きタイプ。
しかも良く見てみると片面刻印です。これを見た時に勝手に確信に変わりました。REDを作った人は絶対にビンテージが好きだと。
リベットは片面よりも両面の刻印の方が表裏の確認の必要が無い為、効率が良いです。にもかかわらず片面にしか刻印が無いのはビンテージを意識したとしか思えません。とか言いつつ、思ったより生産数が少なくて止む無く片面刻印という可能性も無くはない?
しかも良く見てみると片面刻印です。これを見た時に勝手に確信に変わりました。REDを作った人は絶対にビンテージが好きだと。
リベットは片面よりも両面の刻印の方が表裏の確認の必要が無い為、効率が良いです。にもかかわらず片面にしか刻印が無いのはビンテージを意識したとしか思えません。とか言いつつ、思ったより生産数が少なくて止む無く片面刻印という可能性も無くはない?
levi's RED 1st Standard 釦
ボタンもリベットに続き、ビンテージへの敬意を勝手に感じています。
ボタンの脚側には一本針のタイプの物と二本針のタイプの物が存在しています。
ここまで前述の全ての型は二本針の脚のボタンが使用されています。つまり、リーバイスのビンテージジーンズには二本針が使われているという認識が可能です。実際にビンテージ好きに人は二本針が好きな可能性が高い気がします。
更に加えて、素材が鉄でした。
ボタンの脚側には一本針のタイプの物と二本針のタイプの物が存在しています。
ここまで前述の全ての型は二本針の脚のボタンが使用されています。つまり、リーバイスのビンテージジーンズには二本針が使われているという認識が可能です。実際にビンテージ好きに人は二本針が好きな可能性が高い気がします。
更に加えて、素材が鉄でした。
levi's RED 1st Standard 袋布端
袋布の端、縫い代に閂が入っていました。
実はこの仕様はたまに見かけるのですが本当に必要なのかと考えたりします。
是非お手持ちのジーンズを見てみてくださいね~。
そしてそして詳しく聞いてみたい方がもしいらっしゃいましたら、
2024年5月、27,28,29日の三日間
2024年5月、27,28,29日の三日間
『服ヲ掘ル Vol.3』
として東京は中目黒にて展示を行う中の一つとしてこのアイテムも持って行きますので是非見に来てもらえたら嬉しいです。
として東京は中目黒にて展示を行う中の一つとしてこのアイテムも持って行きますので是非見に来てもらえたら嬉しいです。
というわけで、
今回も楽しかった!!
Levis RED 1st Standard
これにて。
皆さんにお会いできるのを楽しみにしてまーす!