FUKUBORI 『MA-1』
かつて空を飛ぶ者の装備だったMA-1を、FUKUBORIの視点で再構築しました。
デザインは最小限の編集にとどめつつ、当時の機能性や構造は尊重しています。
FUKUBORI MA-1
217,800-(tax in)
SIZE 1,2,3展開
Size | 1 | 2 | 3 |
バスト | 132.0 | 138.0 | 144.0 |
肩幅 | 47.0 | 50.0 | 53.0 |
着丈 | 66.0 |
68.0 |
70.0 |
袖丈 | 62.5 | 64.0 |
65.5 |
表地には、イタリア・リモンタ社のナイロンツイルを採用。
その裏面には、いつも通り、FUKUBORIを象徴するセルリアンブルーの格子プリントを施しています。
プリントがうっすらと表に透けて出ています。
裏付きのアイテムにおいて、この透けが構造と対話するための線になり意味のある役割を持たせたプリントです。
中綿には、ウール100%の両面パイルを使用。
保温性はもちろん、化繊とは異なる「呼吸するような着心地」があり、
本来であれば見えない中材にも、妥協せず贅沢な素材を選びました。
贅沢にしすぎたかもしれない。
でも、見えないところにこそ思想を込めたいと思いました。
FUKUBORIの設計・縫製を担うPATTERN LABO.の証。
「NEVER USE YOUR STIFF BRAIN – THINK」
という言葉がブランドの哲学を象徴。思考を止めず、常識に縛られないものづくりへの姿勢がここにも現れています。
MA-1特有の丸みを帯びたアームラインを、やや前振りで立体的に構成。
サイドから見たときにも“着た人がどう動くか”が想像できるパターン構成。
立ち姿にも動きにも、違和感なく馴染むバランスが追求されています。
袖の底にはコクピット内で前方に手を出す際にストレスにならない形状が隠れており、それこそFUKUBORIにとって最重要ポイントの一つである為、当時のまま採用しています。
ぱっと見は特筆して書くような仕様でなない、普通の片玉縁ポケットに見えます。
ですがここもまた、FUKUBORIとしては欠かせないポイントです。
口布に何か入っている。
でも中綿では無い。
そんな疑問の答えはポケットの袋が口の中に一緒に抱き込まれています。
どうでもいいようなポイントですが、この口の厚みをどうするのかによって全体の仕上がりイメージに影響すると考えています。